第13話 不思議の国のハルヒ桜蘭高校ホスト部第13話 不思議の国のハルヒ 桜蘭の門をくぐるロングの黒髪の頃のハルヒと父。 大変優秀なお嬢様なので特待生として申し分ないと言われています。 優秀すぎるのが問題だと言う父。 進路も受験も1人で決め、今日の入学手続きまで自分でやってお父さんは来なくていいとまで言われたと担当の方に言っています。 担当の方は父と話があるので学院内を見学してきたらどうかとハルヒに言います。 ハルヒに入学手続きはお父さんに任せなさいと言う父。 分かりましたと立ち上がるハルヒ。 子どもの出来がよいと逆に寂しいものかもしれませんねと話している父と担当の方。 校内を歩いているハルヒ。 開いているドアの中から誰かが手招きしているのを見つけます。 うさぎのぬいぐるみが動いてるのも見えました。 何なのか気になるハルヒは第三音楽室の中に入ります。 強力モーターにより、うさぎの立っていた床が下がっていきます。 バナナの皮に滑ったハルヒは下がっていった床のところを落ちていきます。 どんどん落ちていくハルヒは壺の中にお尻がはまりますが、バランスを崩して倒れてしまいます。 壺がなかなか抜けません。 部屋にあったピアノから何か生き物が出てきます ハルヒは壺を取ってもらおうと近づいていきます。 その嗣郎ねずみはチュウチュウ言っているのに、猿のようにバナナを食べています。 そして、バナナを食べ姿を消したかと思うと、小さくなっていました。 小さいドアに逃げ込んだ嗣郎ねずみ。 ハルヒはそのドアを開けて見ます。 中には嗣郎ねずみとうさぎのぬいぐるみがいました。 嗣郎ねずみはハルヒに気づくと奥へ走って逃げていきます。 その後を追いかけていくうさぎのぬいぐるみ。 ハルヒはドアを閉めると、ピアノを見に行きます。 何の変哲もないピアノなのでどこから出てきたんだろうと興味津々。 部屋の中を見渡すハルヒ。 出口は小さな扉しかないので、バナナを食べるハルヒ。 小さくなったおかげで壺からも抜けられました。 小さなドアに向かって走っていくハルヒ。 女だとライトが光っています。 3、2、1とバナナの絵が浮かび上がると、ハルヒはバナナの皮に滑って、注意と書かれた穴に落ちていきます。 すると、今度は水の中です。 水面に出るとハルヒは辺りを見渡すとプールのようです。 プールから上がろうとするハルヒ。 「たくさん泣いたな。このプールの水は全部あんたが流してきた心の涙だよ。辛いことや寂しいことを実はいっぱい我慢してきたんだ。それはそうと早く上がった方がいい。喰われるぞ」 プールの中にはワニがいました。 そのワニはヅカ部です。 何とか避けることの出来たハルヒは早く元の大きさに戻ってと考えていると、もう戻っているのかなと考え始めます。 「一方は大きくなる。一方は小さくなる」 芋虫みたいな鏡夜は水のたばこみたいなのを吸っているようです。 何の話か尋ねるハルヒに安くないと答える芋虫鏡夜はお客さんが来たと言います。 猫澤先輩と霧美ちゃんです。 「あの~、茸を少しよろしいでしょうか?」 月末に清算してくれと言う芋虫鏡夜。 金銭的なことは徹底していますねと言うハルヒはファイルに何を書き込んでいるのか尋ねます。 全てだと答える芋虫鏡夜。 「いつも?お前とは初対面なのにどうしてそんなことを聞く?」 茸を採っていく猫澤先輩と霧美。 「何故って…あれ?何故でしょう?」 茸を食べる猫澤先輩と霧美。 茸を食べた猫澤先輩は赤ん坊に、霧美は美女に成長します。 大きくなるってそういう意味じゃないと言うハルヒ。 ドアを開けて、赤ん坊の猫澤先輩がはいはいしていきます。 赤ちゃんがどっか行ってしまいますよと言うハルヒ。 俺には関係ないと言う芋虫鏡夜。 赤ちゃんを追いかけていくハルヒ。 またバナナの皮で滑るハルヒ。 こけたこけたと笑う猫の光。 私は公爵夫人だと言うれんげはスープを作っている料理女(綾小路)と猫(光)を紹介します。 猫がニヤニヤ出来るなんてちっとも知らなかったわと言うハルヒ。 何で私が料理女なのよ、私ばっかり悪役でと皿を投げ始める綾小路。 簡単に避けていくれんげ。 環様の馬鹿!!と走り去っていく綾小路。 その子(猫澤先輩)のお母さんはあなただったんですかと尋ねるハルヒに、れんげはこの子が気になるのか聞きます。 「お母さんが見つかってよかったね。本当によかった。お母さんと一緒にいるのが一番だもんね」 私はそろそろ行かなきゃと言うれんげは面倒を見る?と赤ちゃんをハルヒに渡します。 強力モーターが動き始めます。 どこに行くのか尋ねるハルヒに、裁判所への出廷を命じられていると答えるれんげ。 「本当にその人形が公爵夫人の子どもだと思ったの?」 いつの間にかベルゼネフの木彫り人形に変わっていました。 どういうことか尋ねようとすると、猫も姿を消していました。 木彫り人形をソファに置き、歩いていくハルヒ。 廊下に猫が立っていました。 猫に気づいたハルヒが話しかけると、どっかに行ってしまいました。 「ここだよ。驚いた?」 猫の馨です。 僕はこんな風に出たり消えたりできるんだと言う猫。 出たり消えたりするたびに光になったり、馨になったりします。 「凄いね。それで聞きたいんだけど、自分はどっちに行けばいいんでしょう?」 それは君がどこに行きたいかに限るねと言う猫。 帰りたいと言うハルヒ。 女王平価に謁見せずに帰るなんてここでは許されないという猫。 女王陛下のことを尋ねるハルヒですが、猫がいないので、歩いていきます。 歩いていると、女王陛下はこの世界を支配しているといえると猫が出たり消えたりしながら教えてくれます。 立ち止まり、落ち着いて話せないから、2人とも出てくるように言うハルヒ。 2人って何のことと言う猫。 じゃあいいよと歩き出すハルヒ。 早く帰ってこないかなと紅茶を飲んでいる鳥の春日崎。 食堂に入ってくるハルヒに席はないと言うシルクハットを被ったうさぎ耳の環。 席はないと言うケーキを食べているうさぎ耳のハニー先輩と寝ているねずみのモリ先輩。 わけの分からないハルヒ。 世界はないんでしょと歩いていこうとするハルヒを呼び止める環は勝手に話を飛ばすなと言います。 冗談だってばと言うハニー先輩。 席に座り、伺いたいことがあると言うハルヒ。 「髪が長いね」 「はぁ!?」 「僕はその髪が好きだけど、残念ながら本当はもっと短くからなきゃならない」 「他人の髪型のことは放っておいてくれますか?」 「今日はスカートなんだね」 「こう見えても一応女なんで。まぁ、どうでもいいんですけど。ってそんなに甘いものばかり食べて虫歯になってもしりませんよ」 うっと言うハニー先輩の声に目覚めたのか、ちゃんと歯磨きするんだぞと言うモリ先輩。 ハニー先輩がうんと言うと、また寝始めるモリ先輩。 鼻ちょうちんって割れるんだと言うハルヒ。 なぞなぞといきなり言い出す環。 「大トロと赤身が似ているのは何故?」 同じものだと言うハルヒ。 「違います!!それは断じて違います!!やっぱり庶民は夢の中でも庶民なのか?」 ぶどう酒なんてどう?と言い出すハニー先輩。 未成年の飲酒は法律で禁じられていると言うハルヒ。 キャラ的にアリスは無理がありましたか?とこそこそ話す環と微妙にかみ合わないねとこそこそ話すハニー先輩。 でも可愛いねと言う2人。 ここではいつも3(15)時なので、おやつの時間だそうです。 どこなのか尋ねるハルヒ。 「なぞなぞ~。君のお父上と僕が似ているのは何故だ?」 「似てるんですか?ここ桜蘭学院ですよね?」 入学してどうすると尋ねる環。 勉強するんですと答えるハルヒ。 他には?と環は勉強だけかと尋ねます。 まぁと答えるハルヒに何故と尋ねます。 叶えたい夢があるとハルヒはそのために桜蘭に入って勉強したいと言います。 叶えたい夢って何か尋ねるハニー先輩。 答えようとするハルヒに被さるように学生生活は勉強だけが全てではないと言う環。 他に何があるのか尋ねるハルヒに、楽しいことがあると言います。 いきなりトランペットが鳴ります。 公爵夫人が死刑になる裁判が始まるのだそうです。 何故か尋ねるハルヒ。 女王陛下の気まぐれだそうです。 そんなの絶対に駄目だと走っていくハルヒ。 公爵夫人の裁判が始まりました。 王は音楽祭を催した折り、招待に応じてやってきた罪を認めるか尋ねています。 「それが罪なんですか?」 お前は何だと尋ねられるハルヒは被告の弁護士だと言います。 社交的な場所に出るのは仕事だと言う公爵夫人に大事な子どもを放っておいてかと言う女王陛下。 公爵夫人の罪は仕事のためとはいえ、子どもに留守番をさせ、寂しい思いをさせたことらしいです。 それは違うと言うハルヒ。 「親が本当に忙しい時、子どもはそのことをちゃんと分かっています。決して人を恨んだりしません。それに彼女を死刑になんかしたら、それこそ子どもはどうなるんです!?」 ここは法の場であって、感情的なことを述べる場ではないと言う王。 しょうもない裁判なら機械に任せればいいとハルヒは裁判官も弁護士も必要ないと言います。 そもそもお前には弁護士の資格があるのかと尋ねられたハルヒは罪人ではないのかと言われてしまいます。 先に弁護士とやらの罪を明らかにしてやると言う王。 「自分の罪?」 お前の割ったルネの花瓶だと言う王。 あの時のとお尻がはまってしまったときのことを思い出すハルヒは割れなかったと言います。 あの時ではなくても本当に割ったのはお前だと言う王。 割ってしまったことを何故か知っていることに驚くハルヒ。 「証人達よ、弁護士を自称するこの者の罪について知っていることがあれば証言せよ!!」 証言しますと環は学園生活を間違った認識で捉えておりますと言います。 勉強勉強また勉強、日々の生活を楽しもうとしておりませんとも言います。 「あなたは楽しみすぎなんです。環先輩!!」 ライトが付くと、女生徒達が大勢います。 「どうして俺の名前を知ってるの?どうして名前を知ってるの?」 女生徒達もどうして名前を知っているの?と言っています。 僕達が双子だって事も知ってたと言う双子猫。 俺のマル秘ファイルの事も知っていたと言う芋虫鏡夜。 僕の虫歯のこともと言うハニー先輩。 「どうして?」 「どうして?」 「「どうして?」」 「どうして?」 「どうして?」 「どうして?」 「それは…」 まだ分からないの?と言う王は父(蘭花)で、いい友達が出来て良かったねと言います。 お父さん!?と驚くハルヒ。 それじゃあ、あなたはと女王陛下を見るハルヒ。 大きくなったわねと女王陛下はごめんね、苦労をかけちゃって、その分今は夢のような学園生活を楽しんでねと言うので、抱きつこうとするハルヒ。 母さんと涙を流して寝ているハルヒ。 「ハルヒ!!珍しいな、昼寝なんて」 ハルヒが振り返ると、コスプレしているホスト部メンバー。 鏡夜はもうすぐお客様が来るので用意するように言います。 「夢のような学園生活か…。確かにこれじゃ寝ても覚めてもあまり変わらないな」 第13話完 |